訪問先のわんこちゃんS君
利用者様のお宅に訪問すると、犬や猫など飼育されている方も多く
和やかな気持ちになります。
私自身も猫をたくさん飼育していて日頃癒しをもらっています。
そこで今回ペットと介護の関係について少しご紹介したいと思います。
ある記事にこういった内容がありました。
”国立環境研究所と東京都健康長寿医療センターは、日本の高齢者1万人以上を対象にした調査で、「犬を飼っている人は飼ったことがない人に比べ、介護が必要になったり、亡くなったりするリスクが約半減することがわかった」と報告しました。
また、犬を飼うことと定期的な運動の相互作用で障がいリスクを減らすことも明らかにしています。”
ペットをお世話することで生きがいや安らぎを得られ、
生活する上での役割を持つことが出来るといった調査結果もあるようです。
また、可愛がっている動物とのスキンシップは「幸せホルモン」オキシトシンが分泌されるともされ、気持ちを穏やかにしてくれる効果が期待できるという話も。。
私たちも動物が大好きな職員が多く、ペットがいる利用者様のお宅で
こっそり癒されています。
このように生き物と生活するとメリットがたくさんあるように思えます
が、犬や猫も生き物です。飼育するにあたって注意点もたくさんあります。
動物愛護法では以下のことが義務付けられています。
・終生飼育(飼っている動物を寿命まで適切に飼育する)
・動物の所有者又は占有者は、命あるものである動物の所有者又は占有者としての責任を十分に自覚して、その動物を適正に飼養し、又は保管することにより、動物の健康及び安全を保持するように努めるとともに、動物が人の生命、身体若しくは財産に害を与え、又は人に迷惑を及ぼすことのないように努めなければならない。
(ご飯をあげる、排泄物の片付け、必要な医療にかける、動物の大きさにあったゲージを使用する等をしっかり行わなければならない)
・身体的苦痛(体罰)、精神的苦痛(ネグレクト・飼育放棄)を与えてはならない
など、これでもごく一部の決まりでペットを飼育することにはたくさんの責任があります。
高齢者は、施設入所や入院などでペットの寿命まで面倒を見きれず、残された動物の存在が問題となってしまうこともあります。
ペットにとって信頼できる存在は飼い主さんです。
面倒をみきれず残された子たちは悲しい思いをするかもしれません。
ペットを飼育する際は、自分に何かあった場合にペットの面倒を見てくれる人がいるか、
ペットが死ぬまで自分が元気で面倒を見れるのか、年齢や環境を見返し自分としっかり
相談して下さい。
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